ドゥボーヴ・エ・ガレ「マリーアントワネットのピストル」
王妃マリー アントワーネットが愛した特別なチョコレート、それがドゥボーヴ・エ・ガレ「マリーアントワネットのピストル」です。
ドゥボーヴ・エ・ガレ「マリーアントワネットのピストル」
パリで一番の歴史を持っている「Debauve et Gallais/ドゥボーヴ・エ・ガレ」。
こちらのお店の創業は1800年。
なんと200年以上の歴史を誇る、老舗のチョコレート店なのです。
しかもこちらのお店のチョコレートは、主原料に厳選された良質のカカオマス、ココアバター、そしてサトウキビや蜂蜜などの自然の原材料のみを使用しているという、徹底したこだわり。
もちろん防腐剤は一切無し。
歴代の王や王妃たちに、長年愛され続けている由緒正しい本物の王室御用達チョコレートです。
王妃マリーアントワネットのピストル
マリーアントワネットの肖像画や、フランス王家の紋章フルール・ド・リス(fleur-de-lys)が、気高い印象を醸し出しています。その名はマリーアントワネットのピストル。
どうしてチョコレートにピストルという、あまり似つかわしくない名前をつけたのか、気になるところです。
かつてカカオは、すごく貴重なもので、貨幣と同じように扱われていた時代がありました。1800年代の後半には、カカオはスパイスのほか、薬としても使用されて薬剤師しか取扱うことができませんでした。
1779年6月、王妃マリー アントワーネットは王室薬剤師であり、チョコレート職人でもあるスルピス ドゥ ボーヴにこうこぼしました。
「薬が苦くて飲めないわ」そして、「ウィーンで飲んでいだホットチョコレートは美味しかった」とも。
そこで彼は、チョコレートに薬を包みこむ案を考え出し、そうして生まれた薄くて丸いチョコレートを王妃マリーアントワネットは「ピストル=古金貨」と名付けたのです。
ピストルというのは、拳銃ではなくてピストール金貨のことだったんですね。そしてこれが薬ではなく、食べるためのチョコレートの始まりと言われています。
食べてみた印象
箱のなかには、こんな丸いチョコレートが入っていました。
左から、アーモンドミルク、アールグレイ、カカオ豆の粒入り、カカオ85%、カカオ72%、カカオ99%です。
直径約4ミリ、厚さ2ミリくらい。
こちらのパッケージは12枚入りのものになります。6種類のチョコが2枚ずつ入っていますよ。他にも6枚入り、24枚入りのラインナップがあります。
ちょっと手に触れただけで、すぐに溶けてしまいそうな薄さ。
説明書によると、口に入れて噛んでしまわないで、舌の上でゆっくりと溶かして食べるといいらしい。
左から、
Pistoles72%cacao 【カカオ分72%】
まろやかさの後から、ほんの少しだけカカオが「ここにいるよー!」と主張する感じ。さっぱりしてます。食べやすいです。
Pistoles85%cacao 【カカオ分85%】
ビターです。きりっと凛々しいです。後味にほんのり優しい甘みを感じます。
Pistoles99%cacao 【カカオ分99%】
薬のような苦みに軽く悶絶。わずかに甘みも感じられます。ウィスキーなどのお酒によく合いそうです。防腐剤なしでも、この99%カカオのチョコレートは10年持つそうです。
左から、
Pistoles de la Reine 【王妃に捧げるピストル】
アーモンドミルク味のまろやかな美味しさが広がります。ほっとする味。
Pistoles des Amoureux 【恋人達に捧げるピストル】
ふんわりとアールグレイ紅茶の風味が。上品な甘さです。食べた後もしばらく舌の上に紅茶の香りが漂います。ロマよチックな名前で素敵ですね。
Pistoles Gemmes de Fēves【カカオ豆の粒入りピストル】
カカオ豆の粒がシャリシャリとして面白いです。苦みは控えめ。
まとめ
叶姉妹の恭子さんも、マリーアントワネットのピストルチョコレートを愛しているそう。ファビュラス!
ちょっと特別な自分へのご褒美としても、甘いものが苦手な男性や、お酒と合わせて楽しみたい方にもおすすめです。
ビター系なので、お子さんや甘い物好きな人にはちょっと向かないかもしれないですね。
それでは、また!