幸福の青いチョコレート「ケルノン ダルドワーズ」
「幸福のチョコレート」と呼ばれている、ケルノン・ダルドワーズ。
雑誌等にも取り上げられる機会が増えて、ますます人気になっています。
それにしても、何て綺麗なチョコレートなんだろう。
青いチョコってあんまり見ないよね。
幸福の青いチョコレート「ケルノン ダルドワーズ」
さぁ、生みの親マイヨーさんの、どん底からのサクセスストーリーのはじまり、はじまり!
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フランス西部、ロワール地方のアンジェにある、1950年創業のチョコレート店「ラ・プティ・マルキーズ」。
このお店が、幸福のチョコレートと呼ばれるケルノン・ダルドワーズを生み出した場所です。
ケルノン・ダルドワーズは、店のオーナーでショコラティエの、René Maillot ルネ・マイヨーさんの発案で生まれたチョコレートなんです。
創業当初は、まったく売れず頭を抱える日々でした。「店、もう閉めてしまおうか・・・。」
心が折れそうな中、マイヨーさんは、アンジェの町の瓦(かわら)からヒントを得て、チョコレートを作ってみました。
この瓦っていうのが、作る時に混ぜる石こうの色が青みがかっているんです。
彼は、見事な青い瓦の色をチョコレートで再現してみたのです。めげずによく頑張ったよ、マイヨーさん。
当初は、あまり知られていなかったチョコレートだったんですが、国際菓子展示会に出展したところ、
その斬新で鮮やかな青い色と、他にないおいしさで何と最優秀賞である、国際ブルーリボン賞をいきなり受賞!大きな話題になりました。
チョコの美味しさは、お墨付きなんです。
この受賞がきっかけで、それまで閑古鳥が鳴いていたお店だったのが、お客さんが詰め寄せる大人気店になりました。
これが、どん底のイケていないルネ・マイヨーさんのサクセスストーリー!
いつしか、「ケルノン・ダルドワーズ」は幸福の青いチョコレートと呼ばれる由来となって、青いチョコレートは世界中の人々に愛されるようになりました。
・・・だがしかし。だがしかーし!!
ケルノン・ダルドワーズが誕生して以来、どんどん有名になって、
多くの人々に愛されるようになったにも関わらず、チョコレートの味と質を守ることにこだわり続けて、今でもアンジェの小さな店の工房でのみ生産されているんです。
商売っ気が無さすぎというか、職人としてのプライドというべきか。それゆえ、なかなか手に入りにくいチョコレートでもあります。
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チョコレートは手のひらに収まる大きさです。
小さいですが、食べごたえがありますよ。
いただいてみます
アーモンドとヘーゼルナッツをキャラメリゼさせて、ヌガーのように柔らかくしてから、ホワイトチョコでコーティングしています。
よくあるヌガティーヌだと思ったら、大間違い。ゴリゴリのザックザク。しっかりとした甘さです。小ぶりなサイズなので、どんどん食べられる。やばいよー!
仕事の合間のちょっとした休憩タイムにも、パクッといけちゃいます。青いチョコは目を引くので、話のネタにもなりそう。
紅茶ではなく、どちらかと言えばコーヒーによく合いそうですよ。
幸福のチョコレート。Quernon d’ardoise ケルノン・ダルドワーズ。食感も楽しく美味しい。
それでは、また!